プーアール茶の成分って何?正しく知ってダイエットに生かそう!

プーアール茶が脂っこい料理にいいらしいことはよく知られているけど、その成分はあまり知られてないようです。他のお茶にはない独自の成分には、ダイエットをサポートする効能がいっぱい。知らなきゃ損する?プーアール茶のすごい成分、ご紹介しましょう!

プーアール茶ってどういうお茶?

「プーアール茶って、ウーロン茶と同じものなんじゃないの?」って思ってませんか?私も実はそう思ってました。でも、両者は全く別物らしいです。プーアール茶の成分には、他のお茶にはないものがいくつもあり、ダイエットには最適なお茶なんです。もしこれからダイエットを始めようと思っていたら、この記事はきっと役立ちますよ!

ウーロン茶との違い

プーアール茶とウーロン茶は色や味わいもかなり似ているし、発酵されたお茶という点でも共通しています。ただ、プーアール茶は黒麹菌で発酵させているという点が異なるのです。

緑茶や紅茶とは原料が同じ

プーアール茶もウーロン茶も、元は緑茶です。緑茶は発酵させる前のお茶で、紅茶はそれをほぼ完全に発酵させたお茶です。ウーロン茶は両者の中間ぐらいの半発酵になり、プーアール茶は発酵を黒麹菌にさせているという違いなのです。

歴史は古い

プーアール茶は中国の唐の時代(西暦700年ごろ)から飲まれていると言われます。日本には奈良時代に伝えられ、当時は薬の一種として扱われてたようです。主な原産地は中国の雲南省になります。

いろいろ種類がある

プーアール茶はその形状で、茶葉を固めずそのままの散茶(さんちゃ)と、固形の緊圧茶(きんあつちゃ)とに分かれます。緊圧茶はさらに形の違いによりいくつかの種類に分かれますが、私たちがいつも目にして飲んでいるのは散茶になります。中国では緊圧茶が主流のようです。

さらに、製造方法の違いで生茶(なまちゃ)と熟茶(じゅくちゃ)に分かれます。

【生茶】

プーアル茶本来の特徴を活かし、長い歳月をかけ熟成させたものです。茶葉を蒸したあと乾燥した場所で自家発酵させて作ります。熟成期間で品質や味が異なります。ほとんどが緊圧茶として販売されており、高価なものも多いです。本当のプーアール茶を味わうには生茶に限ると言われています。

【熟茶】

茶葉に麹菌を付け、人為的に発酵を促し熟成させたものです。短期間でプーアール茶を量産するという目的で近年作られるようになったもので、品質がほぼ一定です。味や価格が比較的安定しているのが特徴です。

熟茶は茶葉が発酵を続けるという特性があり、熟成するほどに美味しさや価値が増すとされています。

市場で販売されているほとんどが、この熟茶になります。

良し悪しの決め手は味

発酵茶であるプーアール茶には独特のカビ臭さがありますが、質の良いものは風味があり、飲みやすいです。味については飲み比べて自分の舌に合うものを探す必要があります。

また、プーアール茶の質は産地にも左右されます。主な原産地である中国福建省は標高が高く朝晩の温度差があるなど、質の高い茶葉を栽培するのに適した気候条件なので、ここの手摘み茶葉を使用しているプーアール茶を選ぶのがいいようです。

プーアール茶の成分を徹底分析!

プーアール茶に含まれているミネラルの成分を表にしてみました。

カルシウム マグネシウム カリウム
317mg 138mg 44mg 1436mg

(100g中)

ミネラル、ポリフェノール、ビタミンA・B・E

プーアール茶には、いくつもの栄養成分が豊富に含まれています。表にあるようにミネラル分を多く含み、鉄分、カリウムなどのミネラルが貧血やむくみの予防に役立ちます。

ビタミン類も含まれています。ビタミンB1、B2が細胞の再生とエネルギー代謝を助け、特にビタミンEはポリフェノールとともに抗酸化力に優れ、老化の元になる活性酸素を除去します。

脂肪分解酵素リパーゼ

プーアール茶の発酵の過程で、脂肪分解酵素であるリパーゼが発生します。これには余分な脂肪分を分解、排出する効果があるとされています。脂っこいものを食べる時に一緒に飲むといいのは、この働きがあるからなんですね。

重合型ポリフェノール(カテキン)

緑茶にはカテキンが含まれ、脂肪の吸収を抑える働きが注目されていますが、プーアール茶は緑茶を発酵させる過程で、緑茶カテキンが重合型ポリフェノールというものに変化します。重合型ポリフェノールはプーアール茶独自の成分で、通常の緑茶カテキンよりも腸から脂肪や糖を吸収するのを抑える働きが強く、健康効果が高いとされています。

没食子酸(ぼっしょくしさん)

こちらもプーアール茶を発酵させる過程でできる、独自の成分のひとつです。重合型ポリフェノールと合体することで脂肪を乳化して、吸収されるのを防ぎます。吸収されなかった脂肪は体外に排出されます。

どんな効能がある?

プーアール茶にどのような効能があるのか、具体的に見ていきましょう。

脂肪の吸収を抑える

脂肪分解酵素リパーゼや重合型ポリフェノール、没食子酸という、強力な成分が脂肪の吸収を抑えてくれるので、脂っこい食事が好きな人には最適なダイエット飲料と言えますね。

食後の高血糖を阻止

マウスを使った実験で、プーアール茶には血糖値を下げる効果があることが分かっています。プーアール茶は通常の発酵に加えて微生物発酵を行ないますが、そこで出来た酵素が、糖の吸収を抑えて血糖値を下げるという働きがあるようです。

生活習慣病の予防

脂肪の吸収を抑えることでメタボリック症候群や高血圧の改善に、血糖値を下げることで糖尿病の改善につながります。毎日飲むことでこれら生活習慣病を予防することができるのです。

むくみの予防・改善

プーアール茶には血流を良くするタンニンや、ナトリウムを排出するカリウムが豊富です。これらの効果により、むくみの改善が期待できます。

体内の老廃物を除去(デトックス)

プーアール茶は緑茶やウーロン茶に比べ、発酵度が高く体を温める飲み物とされています。体を温めることで代謝が上がり、老廃物の排出も促進されます。

ウーロン茶よりダイエットに向いている?

プーアール茶とよく似たウーロン茶にも、ウーロン茶ポリフェノールという独自成分が脂肪の吸収を抑える働きをします。両者の違いは、ウーロン茶が半発酵のお茶なのに対し、プーアール茶が完全発酵のものであり、体を温める作用が強いという点です。体が温まれば代謝能力も高まります。

また、プーアール茶には独自成分の重合型ポリフェノール、没食子酸が含まれていることから脂肪抑制効果も高く、よりダイエット効果が高いと言えるでしょう。

副作用の心配は?

ダイエットのためにたくさん飲みたいプーアール茶ですが、副作用はないのでしょうか?いくつか問題もあるようです。

シュウ酸

プーアール茶には「シュウ酸」が含まれています。シュウ酸は、ホウレン草にも含まれているもので、体内のカルシウムと結合して尿路結石を引き起こす可能性があるとされています。緑茶にも含まれていて、茶葉の育成環境により含有量も異なるようです。

副作用の予防としては、体内でカルシウムと結合する前にカルシウムと一緒に摂るのがいいとされています。吸収されづらくなり、結石になることを防げるようです。また、お酢や梅干しなどのクエン酸と一緒に取るのも有効とされています。

カフェイン

プーアール茶にはカフェインも含まれています。胃液の分泌を良くし、消化を促進すると言われていますが、摂りすぎは体に良くありません。空腹時を避け、大量に飲まない方がいいでしょう。妊婦さんや授乳中は控えた方がいいかもしれません。

ただし、カフェインの量は緑茶の半分とされています。

中国産は大丈夫?

プーアール茶は中国が原産で質のいいものもたくさんありますが、中にはカビがはえていたリ、粗悪なものもあるようです。必ずしも値段が安いものが悪いとは限らないようです。

最近は国産のものも多く販売されているので、心配な方はそちらをおすすめします。

独自の成分でダイエット効果抜群のプーアール茶。質のいいものを選んで上手に利用したい

プーアール茶の成分を中心にお伝えしました。ダイエットにはとても魅力的なお茶、成人病の予防にもなります。体を温めるというのも、女性にはうれしい効果ですね。毎日の食生活にぜひ取り入れたいお茶です!